1勝4敗だったかど番の大関正代が、気迫を見せた。押し相撲の大栄翔に対し、立ち合いから鋭く踏み込んで前へ。相手の腕を下から跳ね上げて反撃をしのぎ、最後はいなしに乗じて押し出した。  序盤戦は圧力を伝えられず苦しんだが、4連敗を喫していた難敵を迎え「割り切り半分」。攻撃に徹した一番を、「勢いのまま勝負をつけにいった」と振り返った。「きょうみたいな相撲を徹底できれば」と正代。巻き返しへのきっかけにしたい。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕大栄翔(左)を攻める正代=15日、愛知・ドルフィンズアリーナ
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 正代、気迫の一番=大相撲名古屋場所