得意の球場でまたアーチを架けた。ロッテのレアードが三回に12号3ラン。5日の巨人戦以来となる一発が、同じ東京ドームで出た。  1点を先制した直後の2死一、三塁。2球目の甘いチェンジアップを強く振り抜いた。打球はぐんぐん伸びて左翼席へ。「高めに入ってきた球をうまく捉えることができた。東京ドーム大好き」。思わず本音が漏れた。  交流戦の巨人3連戦で1試合2発を含む3本塁打をマーク。日本ハム時代から東京ドームとは相性が良く、本塁打を稼いできた。「よくボールが見えて、飛んでいく。自信がある球場」。言葉通りの一振りだった。  6月に入り、調子を取り戻したかに見えたが、いまだに低空飛行。交流戦終了後は長打がなく、スタメンを外れることもあった。「チームのために試合を決める本塁打を打ちたい」と思いながら、もがく日々。苦しむ主砲にとって、弾みをつける一本になったか。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕3回、3ランを放つロッテのレアード=27日、東京ドーム
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 レアード、相性抜群=東京ドームでまた一発―プロ野球・ロッテ