【パリ時事】陸上のダイヤモンドリーグ(DL)で日本選手初の優勝を果たした女子やり投げの北口榛花(JAL)が、試合から一夜明けた19日、パリで取材に応じ、「東京五輪の時と同じぐらいたくさんの連絡が来てびっくりしている。メダルをもらっていないので、すごいことをした実感が湧かない」と素直な心境を語った。 初出場した世界最高峰の大会で3投目に63メートル13をマークして首位に立ち、東京五輪銅メダルのケルシーリー・バーバー(オーストラリア)らに勝った。今季は助走を改善して記録が安定。豊富な練習量で自信を深め、「記録にとらわれず、恐れずに試合に臨めている」と好結果の背景を説明した。 2024年に五輪が開催されるパリでの快挙。「パリ五輪では金メダルを取れるように、一年一年上がっていきたい。練習を続けられれば、力は向上していくと思う」とさらなる飛躍を誓った。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕陸上ダイヤモンドリーグ女子やり投げの優勝から一夜明け、セケラック・コーチ(左)と笑顔で撮影に応じる北口榛花=19日、パリ