日本陸連は13日、世界選手権(7月、米オレゴン州)のトラック・フィールド種目代表10人を発表した。いずれも12日までの日本選手権で選考基準を満たした。男子3000メートル障害の三浦龍司(順大)らが大阪市内で記者会見し、自身初の世界選手権となる三浦は「収穫があるように挑んでいきたい」と抱負を語った。 男子は100メートルのサニブラウン・ハキーム(タンブルウィードTC)が4大会連続の代表。110メートル障害の泉谷駿介(住友電工)と村竹ラシッド(順大)、走り幅跳びの橋岡優輝(富士通)らも代表入りした。 女子は日本選手権で1500メートル、5000メートルの2種目を制した田中希実(豊田自動織機)が2度目の代表。5000メートルで2位の広中璃梨佳(日本郵政グループ)は、5月に決めている1万メートルに続いて出場資格を得た。 日本選手権で3位以内の選手は、今月26日までに参加標準記録をクリアすれば代表に決まる。世界ランキングなどによる選出もあり、7月上旬に代表が出そろう見通し。 ◇陸上世界選手権の代表選手 日本陸連が13日に発表したトラック・フィールド種目の世界選手権代表選手は次の通り。 【男子】▽短距離 サニブラウン・ハキーム(タンブルウィードTC)▽長距離 遠藤日向(住友電工)三浦龍司(順大)青木涼真(ホンダ)▽障害 泉谷駿介(住友電工)村竹ラシッド(順大)黒川和樹(法大)▽跳躍 橋岡優輝(富士通) 【女子】▽長距離 田中希実(豊田自動織機)広中璃梨佳(日本郵政グループ) (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕陸上世界選手権の日本代表発表会見で抱負を語る三浦龍司=13日午後、大阪市(日本陸連提供) 〔写真説明〕陸上世界選手権の日本代表発表会見でポーズを取る7選手。左から橋岡優輝、泉谷駿介、広中璃梨佳、田中希実、三浦龍司、黒川和樹、村竹ラシッド=13日午後、大阪市(日本陸連提供)