今月から早大競走部の駅伝監督に就任した花田勝彦氏(50)が2日、東京都新宿区の早大大隈会館で記者会見し、「強豪校と競い合えるチームづくりをしたい」と述べ、箱根駅伝で総合優勝13度を誇る名門の復活を目標に掲げた。 花田氏は早大OBで、実業団入り後は五輪に2度出場。GMOインターネットグループ監督を今春退任後、恩師の瀬古利彦氏と競走部の練習を視察したことが契機となって監督就任に至ったと説明した。 「指導者の理想像は瀬古さん。日本を代表する選手の育成が使命」と話し、世界で戦える個人の強化も重視する姿勢を強調。「正直なところ、あまり重圧は感じていない。まさか自分が(母校の)監督をやると思っていなかったので、喜びがある」と意欲を語った。 早大は2011年を最後に箱根駅伝の総合優勝から遠ざかり、今年は13位で次回は予選会からの出場となる。相楽豊前監督はチーム戦略アドバイザーとして引き続き指導に当たる。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕早大競走部の駅伝監督に就任した花田勝彦氏(右)と前任の相楽豊氏=2日、東京都新宿区