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前回登板では、一回に先頭打者を安打で出して失点。その反省を生かし、この日は一度も先頭打者の出塁を許さず、テンポ良くスコアボードに「0」を刻んだ。
終盤でも球威は落ちず、七回2死二塁では代打今川を151キロで見逃し三振。八回2死からはこの日最速の152キロで空振り三振を奪い、「三者凡退で、リズム良く裏の攻撃につなげよう、と全力で投げた。きょうの中であの真っすぐが一番良かった」と胸を張った。
その裏、代打堂林の二塁打を足場に、菊池涼が均衡を破る犠飛。九回は栗林で逃げ切った。ようやく交流戦2勝目をつかんだ佐々岡監督は「きょうは床田に尽きる」。十分に役目を果たした左腕をねぎらった。 (了)
【時事通信社】
〔写真説明〕試合後、笑顔で撮影に応じる広島の床田(左)と菊池涼=31日、マツダスタジアム