中日の大野雄は、悔しさの残る完投勝利となった。九回2死三塁からマッカーシーに走っていた速球を中前に運ばれ、目前だった完封を逃した。「あと1人でやられてしまった。僕の力不足」と苦笑いで振り返った。
 1点を失った後は伏見を打ち取り、今季最多の132球を投げ抜いて3勝目。一回に満塁本塁打を浴びて敗れた前回登板の悔しさも晴らし、「きょうに懸ける思いは強かった。最後まで投げられてよかった」とうなずいた。 (了)
【時事通信社】
〔写真説明〕力投する中日先発の大野雄=27日、京セラドーム
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記事名:「 大野雄、苦笑いの完投勝ち=プロ野球・中日