大相撲の横綱審議委員会は23日、東京・両国国技館で夏場所後の定例会合を開き、休場明けで3場所ぶり7度目の優勝を遂げた横綱照ノ富士を称賛する声が上がった。  照ノ富士は、8日目までに3敗となりながら盛り返した。高村正彦委員長は「心身ともに大変な状況で、横綱としてのしかるべき成績を残してくれて大変ありがたい」と評価。ともに新任の紺野美沙子委員は「心技体がますます充実し、無事に締めてくれてよかったと心から思った」と感想を述べ、池坊保子委員も「(横綱の)相撲魂を大関も関脇も見習ってほしい」と褒めたたえた。  3大関は御嶽海と正代が負け越し、貴景勝は千秋楽に給金を直した。高村委員長は「あれでよかったとは、力士に同情的な私でも言えない」と苦言を呈した。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 照ノ富士を称賛=大関陣には苦言も―大相撲横審