ワールドカップ(W杯)カタール大会に出場する32チームは6月に出そろう。残りは3枠。二つある大陸間プレーオフのうち、14日のコスタリカ(北中米カリブ海)―ニュージーランド(NZ、オセアニア)の勝者は本大会で日本と同じ1次リーグE組に入る。ロシアのウクライナ侵攻により延期された欧州予選プレーオフA組は、1日のスコットランド―ウクライナの勝者が、5日に本戦切符を懸けてウェールズとぶつかる。 3大会連続出場を狙うコスタリカは14年ブラジル大会で8強入り。躍進を支えたGKナバス(パリ・サンジェルマン)を中心に守備が堅い。NZはFWウッド(ニューカッスル)が攻撃陣の軸となり、3大会ぶりの出場を目指す。日本が本大会1次リーグ第2戦で当たる相手はどちらか。 ウクライナは心身ともに難しい調整を強いられる中、戦火を逃れて合宿を行っている。5月11日にはドイツ1部のボルシアMGとの強化試合に2―1で勝利。ペトラコフ監督は「われわれには(W杯に出場する)使命がある。故郷のために全うできれば」と語り、祖国の誇りを背負って挑む。 6月7日のアラブ首長国連邦とオーストラリアによるアジア・プレーオフの勝者は、13日の大陸間プレーオフでペルー(南米)と対戦。勝者は本大会でフランスなどと同じ1次リーグD組に入る。 (ロンドン時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕ボルシアMGとの強化試合でボールをキープするウクライナのムドリク(手前)=11日、ドイツ・メンヘングラッドバッハ(EPA時事)