ウクライナ選手51人が死亡=ロシア侵攻で、ブブカ氏明かす
時事通信社 2022年05月21日 08:41:40
【ロンドン時事】陸上男子棒高跳びの元世界記録保持者で、ウクライナ・オリンピック委員会会長のセルゲイ・ブブカ氏が20日、スイスのローザンヌで開かれた国際オリンピック委員会(IOC)総会でスピーチし、ロシアによる侵攻で母国のアスリート51人が死亡したことを明らかにした。 IOC委員も務めるブブカ氏は「戦争がわれわれの国や心を破壊する」と述べ、困難な状況にあると訴えた。その中で、ウクライナの選手については「国際大会に国を代表して参加し続けなければならない」と語った。 IOCは2月に国際競技団体(IF)などに対し、ロシアと同盟国ベラルーシの選手らを国際大会に参加させないよう勧告した。バッハ会長は「制裁ではなく、競技の高潔さを守るための措置」と強調。2024年パリ五輪の予選大会への参加可否については「一歩一歩、進むしかない。政治状況や戦争がどのように進展するか分からない」と述べるにとどめた。(了)【時事通信社】
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