琴ノ若が大関3連破。御嶽海に追い詰められた土俵際、しぶとく右足1本で踏ん張っての突き落とし。軍配は相手に上がったが、行司差し違えで白星を手にした。「攻める姿勢を忘れなかったので、間合いをうまくつくれた」と振り返る。 土俵下の審判長は、父で師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)が務めた。息子の勇姿にも「私は足元しか見ていないので」と素っ気なく、「もっと攻める気持ちを持ってほしい」と注文も。琴ノ若は「とりあえず白星になってよかった」と胸をなで下ろした。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕琴ノ若(左)は御嶽海を突き落としで破る=10日、東京・両国国技館