3大関はそろって敗れ、いずれも黒星が先行。早くも不安を露呈した。正代は大栄翔の突き押しを受けてなすすべなく、「立ち合いからちょっと圧力負けした」と落胆。かど番だった先場所に続き、初日から3連敗となった。 御嶽海は土俵際での詰めを欠き、貴景勝は高安相手に防戦一方。悔しさもあってか、ともに取材には応じなかった。土俵下で見た佐渡ケ嶽審判部長(元関脇琴ノ若)は「ここから大関陣が切り替えてほしい」と願った。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕大栄翔(手前)に攻められる正代=10日、東京・両国国技館 〔写真説明〕琴ノ若(左)に敗れた御嶽海=10日、東京・両国国技館 〔写真説明〕高安(左)に攻められる貴景勝=10日、東京・両国国技館