チーム本塁打がリーグ最少の11本だった広島に5本塁打が飛び出し、今季最多の21安打17得点で大勝した。大型連休中の本拠地6連戦を派手に締め、佐々岡監督は「ファンの力があってこういう結果になった」と喜んだ。  ドラフト6位新人の末包は、満塁アーチを架けて5打点の大活躍を見せた。この日は7番右翼で7試合ぶりにスタメン出場。犠飛で6点目をもたらした三回に続いて巡ってきた四回の無死満塁での打席は「楽な気持ちで入れた」。  2球目の直球を左翼席上段へ運んだ2号は、本拠地では初の一発となり、「今まで味わったことのないダイヤモンド一周だった。お祭り騒ぎで気持ちよかった」。  長打力を買われて開幕スタメンをつかんだが、ドラフト3位の中村健の台頭もあって、最近はベンチを温める機会が増えた。それだけに「ここ数試合出場できていなかった悔しさを晴らそうと思っていた。最高の結果を残せた」と胸を張った。佐々岡監督は「一気に4点入るというのは大きかった。日々成長していってほしい」。起用に応えた末包をねぎらった。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕4回、満塁本塁打を放ち祝福される広島の末包=8日、マツダスタジアム
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 広島、派手に5発締め=末包は本拠地で満塁アーチ―プロ野球