3位の稲見にとって、手応えを深める大会となった。高速グリーンに多くの選手が苦しめられた難コースでただ一人、4日間アンダーパーを並べた。課題と感じていたティーショットが安定し、この日は14ホール中12ホールでフェアウエーをキープ。「ほとんどフェアウエーを外さなかったので、スコアにつながった」と納得の表情だった。 賞金女王として迎えたシーズン。まだ勝利はないが「かみ合ってきている。もっと上位にいけるように頑張りたい」。準備が整ってきたようだ。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕16番、第2打を放つ稲見萌寧=8日、茨城GC西