日本選手権1万メートルで選手にテレビケーブル接触=陸連とNHKが謝罪
時事通信社 2022年05月08日 16:42:01
日本陸連は8日、東京・国立競技場で7日夜に行われた日本選手権1万メートルの男子のレース中、選手とテレビカメラのケーブルが接触するなどしたため、陸連と中継を担当したNHKが当該の選手や所属先に謝罪したことを明らかにした。 陸連やNHKによると、男子1万メートルの2組で先にゴールした選手を近くで撮影するため、トラックの内側(フィールドのエリア)にいたNHKのクルー2人が走路に入ったところ、走っていた三田真司選手(サンベルクス)の首にケーブルが引っ掛かり競技を妨害。さらに、直後にはクルーと後続の選手4人が接触しそうになり、走る速度を緩めるなどの影響が出た。 三田選手は病院で検査を受け、骨などに異常は見つかっていないという。5人とも完走し、順位やタイムは確定している。 日本陸連の担当者は「主催者として、このような事態はあってはならない。原因の確認、再発防止策を考えることを進めていきたい」と述べた。NHKの責任者は「(クルーの)確認が不十分だったと考えている。競技の妨げになってはいけないというのが大原則」と話した。 (了)【時事通信社】
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