陸上女子1万メートルで日本歴代2位の記録を持つ不破聖衣来(拓大)が、7日に東京・国立競技場で行われた日本選手権1万メートルを欠場した。 日本陸連によると、臀部(でんぶ)右の梨状筋(りじょうきん)の故障による調整不足が理由。拓大女子陸上部のツイッターで、五十嵐利治監督は「将来のことを考えて欠場する判断をした。右アキレスけんの周囲炎で思うような練習ができていなかった」と説明した。 今大会は世界選手権(7月、米オレゴン州)の代表選考会を兼ね、不破は同選手権の参加標準記録を突破していた。 19歳の不破は昨年12月に初挑戦の1万メートルで日本歴代2位の30分45秒21をマークし、その後の駅伝でも活躍。故障を抱えながらも、日本選手権1万メートル出場を目指していた。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕不破聖衣来選手