陸上の日本選手権1万メートルを翌日に控えた6日、ともに世界選手権(7月、米オレゴン州)の参加標準記録を突破している女子の五島莉乃(資生堂)と小林成美(名城大)が東京・国立競技場で記者会見した。五島は「日の丸を背負うんだ、という気持ちがすごく強くなった。優勝を目指して走りたい」と同選手権の切符獲得へ意欲を示した。 東京五輪7位入賞の広中璃梨佳(日本郵政グループ)、日本歴代2位の自己記録を持つ不破聖衣来(拓大)も既に参加標準記録を切っており、五島と小林を含む4人は、3位以内に入れば代表に決まる。ハイレベルな争いが予想され、小林は「我慢比べに勝てるようにしたい」と意気込んだ。 男子はただ一人、標準記録をクリアしている田沢廉(駒大)に加え、ともに東京五輪代表の伊藤達彦(ホンダ)、相沢晃(旭化成)らが出場する。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕陸上の日本選手権1万メートルを翌日に控え、記者会見する五島莉乃=6日、東京・国立競技場