リーグ戦3試合連続無得点に終わったG大阪をGK一森が救った。引き分けで勝ち点1を確保し、「ゼロに抑えられたことは自信になる」と胸を張った。 最大のピンチだった。前半終了間際に権敬源が相手選手を倒し、PKを献上。それでも一森は冷静に「PKになった瞬間、勝負は始まっている。相手のしぐさとかを見ていた」。ガブリエルシャビエルのキックを左に飛んでキャッチ。後半も再三のビッグセーブでゴールを死守した。 2020年にJ2岡山から加入し、今年4月の名古屋戦でJ1初出場を果たしたばかり。元日本代表の正GK東口が故障で離脱している中で存在感を増しているが、「ミスもあったのでもっと精度を高めていけるように」と慢心はない。 チームはこれでリーグ戦5試合白星なし。次戦はホームで最下位の神戸とぶつかる。一森は「もっと前の選手に楽をしてもらえるように、自分からこれでもかとチャンスをつくれるようにやっていきたい」と見据えた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕前半、PKを止めたG大阪のGK一森(右)=4日、パナスタ 〔写真説明〕前半、PKを止めたG大阪のGK一森=4日、パナスタ