川淵元会長、「失言」を回顧=オシムさんを追悼―日本サッカー協会
時事通信社 2022年05月02日 20:12:19
日本サッカー協会の川淵三郎相談役(85)が2日、元日本代表監督イビチャ・オシムさんの訃報を受け、「常に僕の立場をおもんぱかってくれる人だった」などと追悼する談話を発表した。 川淵氏と言えば、日本協会の会長職にあった2006年の「失言」で知られる。「総監督的な立場でオシムが…。あっ、言っちゃった…」。オシムさんの代表監督就任をめぐり、正式発表前に公の場で口を滑らせた。契約破談まで案じたが、オシムさんは「会長がそんなことでいちいち謝ることはない」。川淵氏は、この言葉に救われたと回顧する。 2人は1964年の現役時代に対戦経験があった。「非常にうまいセンターフォワードがいたのを印象深く覚えていて、後になってオシムさんだったと知った」。その42年後に日本代表監督に就くこととなり、「やはり縁があったのかと思う」と振り返った。 田嶋幸三会長も、オシムさんの監督就任当時は技術委員長、専務理事として関わった。「名監督とは、まさにオシムさんのような人」と功績をたたえた。 (了)【時事通信社】
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