サッカー元日本代表監督のイビチャ・オシムさんの訃報に、Jリーグの市原(現千葉)や日本代表で指導を受けた教え子がSNSで恩師をしのんだ。 阿部勇樹さんは市原(現千葉)で薫陶を受け、若くしてチームの主将にも抜てきされた。「オシム監督から学んだことは、自分の今後の人生で大事なことであり、それをしっかりと伝えていけるように頑張ります。日本に来てくれてありがとうございます。必ず報告しに行きます」とつづった。 鈴木啓太さんは日本代表時代、献身的なプレーでオシムさんの目指す「走るサッカー」を支えた。「私にとって、サッカーというものが何かを教えていただき、その後の人生にも大きな影響を与えてくださった方。本当にありがとうございました。ゆっくり休んでください」と記した。 J1浦和のGK西川周作選手は、2006年にA代表に初選出された。「僕を初めてA代表に呼んでいただいた監督がオシムさん。オシムさんとの時間は貴重で感謝しかない」と述べた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕アジア杯の試合前日練習で、指示を出す日本代表のオシム監督(中央、当時)と阿部勇樹(左)。右は中村俊輔=2007年7月、ハノイ 〔写真説明〕アジア杯予選インド戦を控え、練習でパスの出し方などを指示する日本代表のオシム監督(中央、当時)。左は鈴木啓太=2006年10月、インド・バンガロール