広島は大瀬良がエースの意地を見せた。二回2死満塁から投手岡野に2点適時打を浴びて先制されたが、三回に味方がすかさず逆転。「もう一回頑張ろう、粘り強くやろう」と切り替え、四回以降は安打を許さず6回2失点。今季の本拠地初登板で2勝目をつかんだ。 1日の中日戦では八回に逆転されて敗戦投手に。この後にチームは同一カード3連敗となっただけに、「前回は僕が流れを悪くしてしまったので。とにかく勝ててよかった」とほっと一息。佐々岡監督は「悪いなりに試合をつくってくれた。粘った投球はさすが」とねぎらった。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕力投する広島先発の大瀬良=16日、マツダスタジアム