2番野村勇、いきなり奏功=31イニングぶり得点―プロ野球ソフトバンク
時事通信社 2022年04月14日 20:35:36
ソフトバンクは4番グラシアル、新外国人のガルビスがともに打率1割台と低迷。打線につながりを欠いていた。藤本監督は「打線が『点』になっている。『線』になるように」と願っていた。 初めて連敗を喫して迎えたロッテ戦。打順のてこ入れが奏功した。31イニングぶりの得点の起点になったのは、2番で起用された新人の野村勇だ。「何とか出塁してチャンスメークを」と臨んだ一回1死での打席。初球を捉えて中堅フェンス直撃の当たりを放つと、50メートル5秒8の快足を飛ばして悠々と三塁を陥れた。 続く中村晃が今季初の3番起用に応え、直球を右前へ。遠かった得点を、わずか10球で奪った。 開幕ダッシュに成功しながら、柳田と栗原の離脱は痛い。その中で藤本監督は「うまくやりくりしないとしょうがない。うちは代わりの選手はいる」と言い、状態の良い選手を積極的に使ってきた。中村晃が「どんよりした雰囲気を晴らせてよかった」と言う通り、悪い流れは断ち切った。(了)【時事通信社】
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