頼もしい「中年の星」=丸、3戦連発―プロ野球・巨人
時事通信社 2022年04月13日 20:25:27
主砲不在の打線を支える気概にあふれる。巨人の丸が、三回に逆転3ランを放った。主砲の岡本和が体調不良で連日の欠場となる中で3戦連発。坂本らとともに「中年の星として頑張りたい」と笑う33歳の好調さが際立つ。 鈍い音を残し、打球は右翼席へと消えた。2死一、二塁。甘い変化球を逃さず、迷いなく振り抜く。一回は1死満塁で遊飛だっただけに、「絶対に打つと思って打席に入った。いい形で本塁打になった」とうなずいた。 昨季は不振で、2軍落ちも味わった。2017、18年とリーグ最優秀選手に輝いた実績はあるが、「成績が駄目なら使ってもらえなくなる世界。常に、より上を目指さないと」と心に刻む。元巨人監督の長嶋茂雄さんから受けた「おなかに意識を持ちなさい」という助言も反すう。オフから体の動きとバットがスムーズに連動するよう調整してきた。 この一発で早くも今季5号。「日本一は当然。それプラス昨年の悔しい思いを忘れないこと」と決意している。かつての頼もしさが戻ってきた。(了)【時事通信社】
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