ENEOSは第1クオーターに4―19とリードされたのが響いた。チームトップの15得点と気を吐いた渡嘉敷は「第1クオーターが全て」と悔しさをにじませた。 2020年12月、試合中に右膝の前十字靱帯(じんたい)を断裂。夢だった昨夏の東京五輪出場はかなわなかった。今季はリバウンドのタイトルを獲得するなど完全復活を印象付け、日本代表にも復帰。故障再発の恐怖心とも闘いながらコートに立ち続けた。 来季に向け「今の自分には満足していない。また強くなれると考えて。必ずこの舞台に勝ちに来たい」と前向きに話した。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕プレーオフ準決勝第2戦・富士通戦の第2クオーター、シュートを放つENEOSの渡嘉敷=10日、東京・代々木第2体育館