槙原氏「彼なら不思議じゃない」＝経験から八回で確信―佐々木朗の完全試合

　元巨人投手の槙原寛己氏は、自身以来で２８年ぶりとなる完全試合をロッテの佐々木朗が達成したことを受け、「いつか出てくるとは思っていたが、それが彼なら本望。すごいことなのに、彼なら不思議じゃないと感じてしまう」と称賛した。 　槙原さんは別の試合を解説しながら、途中経過を確認。１９９４年の広島戦で達成した自らの経験を踏まえ、「八回がカギ。疲れている中で主軸と対戦して苦しかったから」とみていた。そのイニングで佐々木朗は３者三振。驚きとともに「これで大丈夫だな」と感じたという。 　２０歳での快挙に「若くて伸びしろがあり、行く末が楽しみ。日本だけではなく世界での活躍など、さらなる飛躍に期待したい」と願う。「彼なら２回、３回とできる。今後も球界を沸かせてほしい」と期待を寄せた。（了）【時事通信社】