広島の遠藤は2年ぶりに勝利投手となった。八回2死まで無失点に抑え、四死球も与えず。直球は140キロ台前半でも切れ味抜群で、相手打者は何度も差し込まれた。「逆球が多かったが、強く腕が振れて、何とか打ち取ることができた」 2020年は先発ローテーションに定着して5勝を挙げたが、昨季は2試合の登板にとどまった。「去年は『俺はこのまま終わっちゃうのかな』と思ったが、そんな時があったから頑張れる。勝ててよかった」と喜びをかみしめた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕力投する広島先発の遠藤=10日、甲子園