カブスの鈴木が勝負強さを発揮した。一回に速球を右翼後方まで運ぶ犠飛を放ち、メジャー初打点をマーク。三回1死一、三塁の第2打席は内角に食い込んでくる速球を詰まりながらも中前に運び、「詰まって落とすイメージ。今までやってきたことができた」。四回2死満塁では四球を選び、3打席連続で打点を挙げた。 7日の開幕戦では初安打と2四球を記録し、3度出塁。この日は好機できっちりと仕事を果たした。最後の2打席で続けて見逃し三振を喫し「全然満足できない」と悔しさも残ったが、開幕2連勝に大きく貢献。地元ファンからの声援もさらに大きくなり、「チームが勝ったので楽しい」。新加入の背番号27が早くも存在感を示している。 (シカゴ時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕ブルワーズ戦の3回、適時打を放つカブスの鈴木=9日、シカゴ