楽天の涌井にとって、反省点の残る初白星だった。制球が甘く、四回以外は毎回長打を許す苦しい投球。それでも失点した回はいずれも1失点ずつにとどめ、5回3失点にまとめたが、「(チームに)勝たせてもらった。次回はしっかり調整して投げたい」と振り返った。 開幕ローテーション入りを逃したが、則本が新型コロナウイルス陽性となったことで1軍に昇格。この日が2度目の先発だった。「きょうのような投球だとチャンスは巡ってこない。しっかりしたいと思う」と気を引き締めた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕力投する楽天先発の涌井=9日、札幌ドーム