試合操作でJFL鈴鹿を処分=八百長行為は「未遂」―日本サッカー協会
時事通信社 2022年04月05日 20:07:48
日本サッカー協会は5日、日本フットボールリーグ(JFL)の鈴鹿ポイントゲッターズに試合結果を操作するなどの行為があったとして、2020年の最終戦を没収試合(0―3で鈴鹿の敗戦)とし、罰金500万円などを科すと発表した。 日本協会の規律委員会によると、20年11月のソニー仙台戦の結果次第で、同じ三重県のヴィアティン三重にJ3昇格の可能性があったため、鈴鹿の元役員が「同一地域の他チームに昇格されないように負けてほしい」などと指示。これが「試合の経過、結果に不当に影響を与え、操作する行為」に当たると判断した。監督と選手が拒否し「八百長」は成立しなかったが、違法性は阻却しないとした。 規律委は、具体的な指示を行った元役員を2年間のサッカー関連活動禁止、チームオーナーと運営会社社長はそれぞれ3カ月、1カ月の活動禁止とした。 鈴鹿には今季、元日本代表の三浦知良が加入。来季のJ3昇格を目指しているが、Jリーグから準加盟相当の「百年構想クラブ」資格を停止されており、処分が解除されないとJ3ライセンスは取得できない。(了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社