3月に日体大を卒業した嘉陽快宗と高橋優太が、大相撲の二所ノ関部屋に入門することが決まり、5日に東京都世田谷区の同大学で記者会見した。夏場所で三段目最下位(90枚目)格付け出しデビューを予定している嘉陽は、「得意は突き、押しで、きっぷのいい相撲を取るようにしている。幕内に定着できるような力士になりたい」と抱負を述べた。 大学で主将を務めた高橋の得意は四つ相撲。「横綱を目指せるような力士になりたいが、口で言うのは簡単。稽古を死ぬ気で頑張っていきたい」と決意を語った。 嘉陽は千葉県、高橋は福島県出身だが、同じ新潟県内の中学、高校に進んで技を磨いてきた。会見には日体大OBで二所ノ関部屋付きの中村親方(元関脇嘉風)が同席し、「預かった以上は2人が強くなる環境をつくって、一緒に頑張っていきたい」と話した。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕撮影に応じる(左から)高橋優太、中村親方、嘉陽快宗=5日、東京都世田谷区