【ランチョミラージュ(米カリフォルニア州)時事】女子ゴルフの今季メジャー初戦、シェブロン選手権が3日に閉幕した。2日目に単独首位に立った渋野日向子は3日目に崩れて21位に後退したが、最終日に盛り返して4位でフィニッシュ。賞金19万5295ドル(約2400万円)を手にした。 また、通算178.625ポイントとし、米ツアーの来季シード権を争うポイントレースで前週の133位から39位に急浮上した。 通常の大会よりもポイントが高いメジャーで大量ポイント獲得に成功し、「シードを取るためには、出ている試合で上位に食い込むことが大事。メジャーでトップ10に入るのはすごくプラスになる。五つあるメジャーの初戦での上位はすごくうれしい」と喜んだ。 年間ポイントで80位までの選手には来季シード権が与えられる。シーズン後半でシード権獲得が確実になれば、日本を含めて出場試合の選択肢も広がる。 米ツアーでルーキーの渋野は「主にこちらでやりたい」と米国に腰を据える姿勢を強調しつつも、「日本で出られる試合には出させていただきたい感じはある」。年内の国内ツアー出場も視野に入れる。 メジャー初戦を終え、年間ポイントで日本勢の最高は笹生優花の14位。畑岡奈紗は23位、古江彩佳は44位にランクされている。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕シェブロン選手権最終日にラウンドする渋野日向子(左)。66を出して4位に入った=3日、米カリフォルニア州ランチョミラージュ(AFP時事)