猛チャージを見せた桂川だったが、ツアー初優勝には届かなかった。前半で一つ伸ばすと、後半はショットを次々とピンに絡めて6バーディーを奪い、一時は単独首位に立った。プレーオフでは「入ったと思った」バーディーパットがわずかに外れ、その後に打った香妻に決められた。「相手が強かった。自分のミスで負けたわけではない」と脱帽した。 1月のSMBCシンガポール・オープンで2位に入り、全英オープンの出場権を獲得した23歳。「いい経験になった。これからも優勝争いをしていきたい」と決意を新たにした。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕プレーオフ1ホール目、バーディーパットを外して悔しがる桂川有人=3日、三重・東建多度CC名古屋