かみ合わない阪神=打線、あと一押しできず―プロ野球
時事通信社 2022年04月02日 20:19:22
九回、1点差に迫りなお1死二、三塁で4番佐藤輝。阪神の逆転ムードは最高潮だった。しかし、154キロに詰まらされたハーフライナーは遊撃正面。三塁走者が戻れず併殺で試合終了となり、開幕からの連敗は1979年にヤクルトが記録したセ・リーグワーストに並ぶ8まで伸びた。 相手の2倍の10安打を打ちながら、また勝てなかった。「取れるところで取り切れていないというのはある」と矢野監督。一回に大山の2点適時打で先制した後の1死二、三塁から追加点を奪えず、四回も3安打で1点にとどまった。 前日も最後まで粘ったが、3併殺打などの拙攻。かみ合わない状態が続くが、中野や木浪が際どいタイミングで一塁にヘッドスライディングするなど、何とかしようという気迫は見せた。大山は「気持ちが落ちたらもっと悪い方向にいく。先は長いので、一人ひとりが頑張っていかないと」。流れを変えるには、どんな形でもまずは1勝が必要だろう。(了)【時事通信社】
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