香妻、さえた小技=ショット不振でも余裕あり―東建男子ゴルフ
時事通信社 2022年04月02日 17:22:17
スコアを五つ伸ばしたラウンドでも、香妻は「ショットの感覚は最後まで戻らず、それなりにごまかしながらやっていた」と振り返った。首位を守るだけでなく、2位との差を広げた要因は得意の小技だった。 2番でティーショットが右の池につかまったが、4メートルのパーパットを沈めてしのいだ。3番(パー3)では、第2打のバンカーショットがピンそばにぴたり。パー5の4番では着実に刻んでバーディーを先行させ、7番ではバンカーからの第2打をピンに絡めて伸ばした。我慢が必要な時は耐え、訪れたチャンスは逃さなかった。 今大会ではショットが曲がっても「こんなもんだろう」と気にしていない。「グリーンに乗っていないことが多いので、グリーン周りは自信がある」。冗談交じりに笑い飛ばした。 トップで最終日を迎えるのは初めて。ツアー初優勝の2020年三井住友VISA太平洋マスターズは3位からの逆転だった。「とにかく耐えて頑張ろうかな」。持ち味を発揮し、自然体で逃げ切りを図るつもりだ。(了)【時事通信社】
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