【ランチョミラージュ(米カリフォルニア州)時事】女子ゴルフの今季メジャー初戦、シェブロン選手権が31日に開幕した。第1ラウンド10位で発進した渋野日向子、27位スタートの畑岡奈紗ら日本勢は、同大会の会場としては今回が最後となるミッションヒルズCCに、それぞれ思いを抱いてプレーしている。 前身大会が始まった1972年からずっと舞台となってきた。83年にメジャーに昇格。昨年まではANAインスピレーションとして行われるなど、スポンサーや大会名は変わっても、会場は同じだった。だが、来年からテキサス州に移転する予定だ。 渋野は昨年が予選落ちで、一昨年は51位。「昨年は苦い思い出だし、おととしは覚えていない」と苦手意識を口にしていた。しかし「今年は最後のチャンスなので、頑張りたい」と意気込み、好発進につなげた。 畑岡にとっては、米国での挑戦をスタートさせた場所だ。2016年8月、米ツアー予選会の会場がここだった。この大会は5度目。一昨年は7位になっており、「最初にプレーさせてもらった時から好きなコースの一つ。いい思い出を残して終わりたい」。 横峯さくらは3年ぶり10度目の出場。最高成績は08年の19位で、「若い時からプレーしていて、あまりいい成績を出せていない」と振り返る。第1ラウンドでは出遅れたが、巻き返しを誓っている。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕シェブロン選手権の第1ラウンドでプレーする畑岡奈紗=3月31日、米カリフォルニア州ランチョミラージュ