【ドーハ時事】国際サッカー連盟(FIFA)は31日、ドーハで総会を開き、W杯隔年開催案について、インファンティノ会長は「FIFAが提案したものではない。検討は続ける」と述べ、これまでの積極的な姿勢を弱めた。総会後の記者会見では大会新設など具体的な言及は避けた。来年の会長選に3期目を目指して立候補する考えも示した。  ロシアの侵攻を受けているウクライナ協会のパベルコ会長はビデオ演説し、「スタンドを爆発させるのは爆弾ではなく、選手がゴールを決めたときの観客の興奮だ」などと述べた。2018年ワールドカップ(W杯)はロシアで開催された。インファンティノ氏は「W杯は大成功だったが、地域の問題を解決したり、恒久的な平和を実現したりするには至っていない」と語った。(了)【時事通信社】
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記事名:「 W杯隔年開催案、姿勢後退=ウクライナ会長が演説―FIFA総会・サッカー