第94回選抜高校野球大会最終日は31日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で決勝が行われ、大阪桐蔭(大阪)が近江(滋賀)を18―1で破り、4年ぶり4度目の優勝を遂げた。 大阪桐蔭は16安打と畳み掛け、3試合連続となる2桁安打2桁得点の猛攻。この日の4本塁打で、チーム1大会最多記録の計11本塁打をマークした。 近江は関係者の新型コロナウイルス感染で開幕前に辞退した京都国際(京都)の代替校として出場。決勝では、5試合連続で先発したエース山田陽翔投手も大阪桐蔭の勢いを止められず、春夏通じて県勢初の優勝は果たせなかった。 ◇優勝校の横顔 大阪桐蔭(大阪) 大東市にある1983年創立の私立校。野球部も同年創部。選抜大会は3年連続13度目の出場で、4度目の優勝。夏の選手権大会は5度制しており、2012年と18年には春夏連覇。卒業生に西武の中村剛也内野手と森友哉捕手、楽天の浅村栄斗内野手らプロ野球選手多数。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕近江を破り4年ぶり4度目の優勝を果たし、喜ぶ大阪桐蔭ナイン=31日、甲子園