大坂が強打でコリンズを圧倒し、わずか1時間でけりをつけた。第2セットを6ゲーム連取で締めくくって4強入り。試合直後のコートインタビューでは「早く終われて良かった」と、涼しげな笑みを浮かべた。 相手の強力なサーブに対し、ベースラインの内側に入って強烈なリターンを放って攻略した。「いいリターンを打つことを心掛けた。リスクを取って前に出ることを選択した」。好調なサーブでも13本のエースを決めて主導権を握り、一度もブレークを許さなかった。 1月の全豪オープンで準優勝したコリンズに3ゲームしか与えず圧勝。不戦勝を挟んで4試合連続ストレート勝ちと勢いに乗っている。「(全豪オープンの後)毎日ハードに練習してきた。この結果に驚きはない。より良い選手に成長できていると思う」。口ぶりに自信が戻ってきた。(マイアミ時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕コリンズ(米国)との女子シングルス準々決勝でバックハンドを打つ大坂なおみ=29日、米フロリダ州マイアミ(EPA時事)