DeNAが4戦目で今季初勝利を挙げた。4番牧が2試合連発となる先制2ランを放つと、五、九回に1点ずつ加点。投手陣もロメロ、三嶋で零封し、三浦監督は「みんなでもぎ取ったいい勝ち方」と手放しで喜んだ。  牧は三回2死一塁で、2ボール1ストライクから小笠原の外角低めへの速球を捉えた。逆方向へアーチを架けて右翼席まで運び、「まず、チームが勝てたことがうれしい」。個人の結果よりも、チームがトンネルを抜けたことに重きを置いた。  昨季新人ながらリーグ3位の打率をマークした牧は、今季も開幕から全試合安打を放ち、3戦連続で打点を挙げるなど打棒が止まらない。  ソト、オースティンが負傷離脱している中で役割を果たしている主砲に、三浦監督は「4番の仕事をしてくれた。勝負強い打撃をしてくれているので、頼りにしている」。そう言って全幅の信頼を寄せる。  昨季は開幕からずるずる6連敗を喫してつまずき、最下位に沈んだ。三浦監督は「まだ一つ勝っただけ。勢いをつなげていかないと」と気を引き締める。今季は内容のある白星を手にし、少し早めの巻き返しが始まった。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕中日に勝ち、喜ぶDeNAナイン=29日、バンテリンドーム
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 DeNA、4戦目で会心の初勝利=4番牧に一発、零封リレー―プロ野球