勝てば初優勝が決まる可能性もあった高安が痛恨の黒星を喫した。浅く左上手を引き、一気に勝負を決めにかかったものの、正代のすくい投げに裏返しにされた。  土俵下の高田川審判長(元関脇安芸乃島)は「いつもなら、ゆっくり、じりじりといくが、焦りが出たのか、前に出た」と攻め急ぎを指摘。結びで勝った若隆景に並ばれて千秋楽へ。目線を落としながら花道を引き揚げた元大関が、取材を受けることはなかった。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕正代にすくい投げで敗れた高安=26日、エディオンアリーナ大阪
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 高安、攻め急いで墓穴=大相撲春場所