和歌山東は右横手投げの麻田が乱調だった。一回1死二、三塁から暴投で先制点を奪われ、続く二回も暴投で失点。1回戦は安定した投球が光ったが、制球が定まらないまま計5暴投で五回途中に降板した。「リリースポイントが安定しなかった。自分の悪いところが出てしまった」と嘆いた。 相手打線は左打者が多く、麻田にとって難しさもあったが、米原監督は「成長するには左が並んでいても抑えないと駄目だと思っていた」。傷心のエースに、夏に向けた糧とすることを求めた。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕力投する和歌山東先発の麻田=24日、甲子園