17歳の河辺はSPを大きなミスなく滑り終えたが、ジャンプで踏み切りの警告やわずかな回転不足があった。得点は思うように伸びなかったものの、「ジャンプ以外の部分に気を配れるぐらい余裕を持っていけた」と前向きに振り返った。 23位に終わった北京五輪はジャンプを意識し過ぎた結果、全体の滑りが崩れた。その反省を生かせた点もあり「出せるものは出せた」と語った。 持ち味のトリプルアクセル(3回転半)は「SPで入れられるほど調子は戻っていない」と判断して回避したが、フリーでは跳ぶ予定。「結果より、いい演技だったと後から思えるように」と意気込みを示した。(モンペリエ時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕女子ショートプログラム(SP)で演じる河辺愛菜=23日、フランス・モンペリエ(EPA時事)