「大谷ルール」採用へ=降板後も打者で出場可―米大リーグ
時事通信社 2022年03月23日 11:24:40
【テンピ(米アリゾナ州)時事】投打の二刀流で活躍する米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手の出場機会が増える「大谷ルール」が今季から採用される可能性が高まった。ニューヨーク・ポスト紙(電子版)が22日、伝えた。 同紙によると「先発投手が打線に入り、降板しても指名打者(DH)で残ることができる」とされ、大リーグ機構と選手会が暫定合意した。これまで先発投手とDHは兼務できなかった。新ルールが導入されると、例えば大谷が「1番DH」に入った上で先発マウンドに立つことが可能で、降板後はそのまま打者としてプレーを続けられる。 エンゼルスのマドン監督は22日、「われわれにとっては素晴らしいニュース。恐らく彼だけが活用するルールの議論だった。より長く試合に出ることができる」と歓迎した。昨年のオールスター戦で同様の特別ルールが適用され、先発した大谷は降板後もDHで試合に残り、打席に立っていた。 今月に入って結ばれた新労使協定では、今季からナ・リーグでもDH制の採用が決まっている。(了)【時事通信社】
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