ロシア軍の侵攻を受け、母国ウクライナの領土防衛隊に参加したボクシングのライト級元世界3団体統一王者、ワシール・ロマチェンコ(34)が、6月にオーストラリアのメルボルンで計画されていた世界戦出場を断念した。米スポーツ専門局ESPN(電子版)が21日伝えた。  ロマチェンコはライト級の世界3団体統一王者のジョージ・カンボソス(豪州)に挑戦する予定だった。カンボソス選手のプロモーターが、ロマチェンコ選手が試合に向けたキャンプのために出国することはせずに、家族と共にウクライナに残る決断をしたことを明らかにした。  カンボソス選手は自身のツイッターに「決断に敬意を表す。あなたとあなたの国のために祈ります」などと投稿した。(時事)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 ロマチェンコ、世界戦断念=母国ウクライナにとどまる―ボクシング