豪州監督が隔離違反=主力も不在で揺れる日本の宿敵―サッカーW杯予選
時事通信社 2022年03月22日 11:12:53
【シドニー時事】日本の宿敵が決戦を前に揺れている。サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会アジア最終予選で、日本との対戦を控えるオーストラリア代表のアーノルド監督が、新型コロナウイルスの陽性判定を受けた後、隔離規定に違反したことが明らかになった。地元ラジオ局が21日報じた。 21日付のシドニー・モーニング・ヘラルド(電子版)によると、17日に新型コロナの陽性が判明したアーノルド監督は、隔離期間中の20日にシドニーのビーチで「犬の散歩」をしている姿が目撃された。同監督は「判断ミスを犯した」と謝罪したものの、豪州協会から罰金を科され、24日の日本戦にベンチ入りできるかは不透明な状況にある。 アジア最終予選B組3位の豪州は、日本戦に敗れればプレーオフに回る。だが、監督の騒動に加え、ムーイやタガートらが新型コロナの陽性や負傷で不在。大迫(神戸)らのいない日本以上に複数の主力を欠く状況にある。 そんな苦境で期待されるのが、34歳で初招集となったFWフォルナロリ。ウルグアイからの帰化選手で、豪州Aリーグに移った2015年からゴールを量産。その鋭い得点感覚はかつて日本を苦しめた「キューエルのよう」と評され、警戒が必要だ。(了)【時事通信社】
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