中日の高橋宏、圧巻の11奪三振=19歳がプロ初登板へ弾み―プロ野球オープン戦
時事通信社 2022年03月21日 19:12:47
将来のエース候補が、オープン戦最終戦で圧巻の投球を見せた。中日の19歳高橋宏が最速154キロの直球と切れのある変化球で六回途中1失点。開幕ローテーション入りを決めている右腕は「変化球も真っすぐもしっかりと腕を振って投げられた。だいぶいい感覚だった」と明るい声で話した。 初の本拠地登板で、低めへのカットボールやスプリットなどを決め球に毎回の11奪三振。地元ファンの声援を受け、五回1死までは無安打の快投を披露し、「回が終わって拍手してもらうのがよかった」と笑った。 愛知・中京大中京高からドラフト1位で昨季入団。自信のあった直球が通用せず、2軍で0勝5敗に終わり、プロの壁を痛感した。オフは福谷に教えを請い、一から体の使い方を学んだ。下半身強化やフォームの修正に励み、「軸足に体重が乗ってボールに伝えることができている」と話す。 キャンプから結果を残し、開幕2カード目となる本拠地でのプロ初登板初先発が有力。立浪監督は「きょうの投球を見れば非常に期待が持てる」と太鼓判を押した。(了)【時事通信社】
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