聖光学院が1回戦を大勝で突破し、16日に発生した地震で被害が出た福島県に明るいニュースを届けた。学校も被害を受け、残っていた部員らが片付けに当たった。ナインも不安を感じたが、主将の赤堀が「初戦に向けて最高の準備をすることが恩を返すこと」と話したように、集中力を切らさなかった。 甲子園での勝利は2018年の春以来。赤堀は災害にもかかわらず野球ができる環境に感謝し、「自分たちがはつらつと戦う姿を見て、感じてもらうのが感動を与える一番の近道。勝ちを届けることができてうれしい」と語った。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕1回表聖光学院1死一、二塁、先制適時打を放つ山浅=20日、甲子園