新関脇の若隆景は、動きのいい宇良を落ち着いて仕留めた。「正面に置いて、下からの意識だった」。足を送って攻め続けると、左から強くおっつけて起こし、寄り切った。 八角理事長(元横綱北勝海)は「相撲の動きがいい。下から下からで正攻法」と高く評価し、大関陣との対戦について「いい内容になると思う」と期待を寄せる。三役での初めての勝ち越しまであと一番とし、若隆景も「体は動いていると思う」と、好調さを実感している様子だった。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕若隆景(左)は宇良を寄り切りで下す=20日、エディオンアリーナ大阪