優勝候補の一角だった古賀友は、松永に続く2位で「最高の結果とはいかなかった。目標には届かなかった」。前半から飛び出した松永に付いていかず、後続集団の中でレースを進めて勝機をうかがったが、最後まで差を詰められなかった。 2月の日本選手権では歩型の維持に苦しんで10位。両足が同時に地面から離れる「ロス・オブ・コンタクト」の違反を取られやすい課題をこの1カ月で改善し、世界選手権の参加標準記録を突破することはできた。東京五輪では補欠選手に名を連ねた22歳は、「まだチャンスは残ってるので、頑張りたい」と話した。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕男子20キロ、競り合う古賀友太(左)=20日、石川・能美市営コース