高橋はこの日、計25ホールを回って「コースを思い出せないくらい疲れた」とこぼした。ショットが本調子でない中、チップインや5メートル前後のパットが次々と決まって2位に浮上。「耐えながら良いゴルフができた。大きなトラブルなく終われた」と一息ついた。 勝てば1998年度生まれの黄金世代で10人目の優勝者となる。北京冬季五輪のスノーボード男子ハーフパイプで金メダルに輝いた平野歩夢とは新潟・開志国際高で同学年。演技をテレビ観戦し、「鳥肌が立った。点数を出さないといけない状況で完璧なプレーをしたメンタルがすごい。私も、ここぞという時にあれくらい強気でいきたい」。背中を押されたようだ。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕18番、ティーショットの行方を見る高橋彩華=19日、鹿児島高牧CC